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有生子のエッセイ

デンマーク旅行記 4

2020/10/7(水)
Day(Dag)4 @Nyhawn og Strøget @Helsingør
2017年8月23日(水曜日)

一篇の戯曲のようだった一日。

【第一幕】
物語は「これぞデンマーク!」という、
世界的に知られた運河沿いの街並み『ニューハウン』
から始まります。
爽やかな朝の光を浴びながら、
カフェで1日の予定をなんとなく話し合った私たち夫婦は、
とりあえずお土産を買いに行くことに。
コペンハーゲンの目抜通り『ストロイエ』に足を伸ばします。
クッキーやキャラメルや、老舗の紅茶を大量に買い込み、
ロイヤルコペンハーゲンのカフェでランチを。
そこで、デンマークと日本の食文化を組み合わせた
「スムシ(SMUSHI)」に出会います。
いわば寿司のようなオープンサンドイッチ。
smørrebrød+sushi=SMUSHI
【第二幕】
あまりに歩き疲れたので、ホテルに戻り、
ほんのすこし休むはずが眠ってしまい、
はっと目を覚ましたら夕方近くに!
予定していたクロンボー城へ行くにはギリギリの時間。
変更して近くを散策するか迷いながら駅へ。
運良く、5分後に出発する電車を見つけます。
なんとか城の閉館時間までには間に合いそうです。
【第三幕】
コペンハーゲンから北へ45キロの距離にある『ヘルシンオア』。
駅の改札を抜けると海沿いに聳え立つ古城がすぐそこに現れます。
シェイクスピア「ハムレット」の舞台、クロンボー城です。
間に合ってよかったと胸を撫で下ろしながら入り口に向かうと、
一枚のポスターが。
何と今夜は日本の能のパフォーマンスがあるとのこと!
偶然にも夫の故郷、熊本ゆかりの能楽師らしい。
これは観ていかなければ。
【第四幕】
城めぐりを終えた後もヘルシンオアに留まり、
新作能というハムレットをモチーフにした「オフィーリア」を観賞。
デンマークと日本が国交を始めて150年。
記念行事のひとつだったようです。
まさかこの地で能を観るとは、、、
想定外の1日の終わりに、感慨深い二人でした。(終わり)
【エピローグ】
今回の旅で、私たち夫婦の個人ガイドを務めて下さった
「レイコ先生」に観客席で遭遇!
通訳の第一人者として、デンマーク人のご主人とともに
最前列に招待されていらっしゃいました(お仕事だったのかも)。
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